EARMINDのはじまり

 

始まりは街中で見かけるサラリーマンの姿。

耳元のイヤホンを見て、どんな音楽を聴いているのだろう?ふと思ったところからでした。

スーツ姿と無機質なイヤホンからは、普段どんなものが好きなのか、想像がつきません。

 

音を聴く、という機能性ばかりが注目されるイヤホンには、眼鏡や腕時計の様にファッションとしての新しい可能性があるのではないか。

 

音楽にはその人の趣味、思考、哲学、様々なエレメントが含まれています。

Sound art pieceはアートを通じて音楽の内なる世界を自身と重ね合わせて自己表現ができるファッションアイテムでもあるのです。 

 

「EARMIND」というブランドネームは、耳元から自分自身のマインドを表現することで、すべての人が表現者になり得るという考えのもと名付けました。

 

 

 

EARMINDは金沢の小さな美大の同級生だった3人で立ち上げたブランドです。

岩手・愛知・東京と別々の地から同じ大学の工芸科に集った3人は、アートユニットとして作品制作、展示活動、作品販売を行ってきました。

 

卒業後、一度はそれぞれの道へと進んだ3人。

しかし、ファッション、造形、陶磁器それぞれの世界で目の当たりにしたものづくり業界の社会的・経済的な厳しさに、大きな疑問を持ちます。

 

「このままではいけない。行動を起こさないと、変わらない。」

 

より多くの人が、アートやカルチャーを通じて自分を表現する喜びを知り、体験することで、アーティストやアルティザンたちが持続可能な制作を続けられる社会にしていきたい。

 

EARMINDの根底にあるのはその想いです。

アーティスト・アルティザンとの共創

 

Sound art pieceのアートピースは、一点一点がすべてクラフトワークで作られています。

 

その過程ではEARMINDチームと、アーティストやアルティザンが素材について、技法について綿密に話し合い、理解をし合うことから始まります。

 

アーティストやアルティザンの本来の作風を最大限に活かしながら、Sound art pieceという小さなキャンバスの中にどうやって落とし込むか、意見を出し合い、何度も形にし、少しずつ完成へと近づいていきます。

 

Sound art pieceの完成には、従来の「ワイヤレスイヤホン」という大量生産のデバイスでは考えられないような手間と工程を経ています。

 

 

その先にあるもの

私たちが目指すものはSound art pieceのみならず、多くの人がアーティストやアルティザンの作品そのものを身近に楽しみ、表現することを自由に楽しむ世界です。

 

アーティストやアルティザンと共に彼らが創るアートピースを愉しみ、愛でることですべての人が表現を愉しむインクルーシブな世界が創られていきます。

すべての人は未来へ向かって世界を創る表現者です。

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